オキチモズク(小豆色)<拡大> <流水の方向は写真上から下> |
2004年の11月、絶滅危惧T種のオキチモズクが、朝倉市下浦の農業用排水路で発見されました。発見者は、藻類学者の吉田忠生博士(北海道大学名誉教授)です。 平塚川添遺跡公園を通る二又川で藻類の調査をなされていた先生との出会いで、私は、この貴重な水生植物の存在を知ることができました。 生育地は何と私の家の近くで、貴重な植物があまりにも身近に存在していることに大変驚きました。 2004年の11月、絶滅危惧T種のオキチモズクが、朝倉市下浦の農業用排水路で発見されました。発見者は、藻類学者の吉田忠生博士(北海道大学名誉教授)です。 平塚川添遺跡公園を通る二又川で藻類の調査をなされていた先生との出会いで、私は、この貴重な水生植物の存在を知ることができました。 生育地は何と私の家の近くで、貴重な植物があまりにも身近に存在していることに大変驚きました。 |
| ○06〜07にかけての今冬は、昨年まで繁茂していたオキチモズクがすっかり減少した場所と、昨年までは少なかった場所や確認されていなかった場所に繁茂しているという、極端な現象が生じているのに驚きを感じています。全体的には減少しています。(07年2月27日) ≪ 馬田保育園駐車場横水路最上部における生育状況について ≫ 07年4月28日: オキチモズクの長さが3mに成長しているのが判明しました。2m50cmのものも合わせて4株、標本で保存しています。 07年4月28日: さらに、3m70cmのものが確認された。標本で保存しています。 07年6月12日: 現在、下浦用水路と馬田水路で本体の確認はできていますが、数が急激に減少してきています。、これから水量が多く なればこの冬春に生育した本体は水に流されて姿を消すものと予想されます。 07年7月10日: 6月下旬から水田排水と梅雨で増水する中、オキチモズクの株数もわずかになりました。 6月上旬 水深 約 8p 流速 約39cm/秒 7月上旬 水深 約40p 流速 約100cm/秒 07年7月22日: 3m範囲の中に、最小3cmから最大85cmの大小様々に約87株ほど残っています。今夏のいつ頃まで残っているのか、 また、越夏するのかその生態を探ることが重要な課題です。 07年8月 2日: 3m範囲の中に、最小3cmから最大68cm(前回調査85cmのものが切れたもの)のものが31株に減少しています。 8月上旬 水深 約20p 流速約60.6cm/秒 07年8月23日: 3m範囲の中に、最小2cmから最大10cmの株が8株になってしまいました。 07年8月31日: 3m範囲の中に、2cm1株、3cm1株、8cm1株、計3株になってしまいました。 8月下旬 水深 約23p 流速約63.3cm/秒 08年4月12日: 昨年12月には3〜15cmのものが点在しながら成長していましたが、現在は長いもので30cm未満で株数も極減少、昨年 とはまったく異なる生育の状況です。その要因は08年の秋から今冬にかけての降水量が少な く湧水の量がか なり少なく なったことが考えられます。 08年6月30日:3mの範囲内で、株数233株、最長48cm、最小2.7cmでした。水深17.2cm、流速64cm/秒、水温19℃、気温26℃です 。黒味がかってきたので成長も終わりに。 08年9月 1日:3mの範囲内で15cmを1株、5cmを2株、3cm以下を6株ほど確認しました。6月20日から水量の多い中を我慢強く生き抜 いています。他は流されてしまっています。 08年9月23日:3mの範囲内で13cm1株、5cmを1株、3cm1株、総数3株が残っている。今後、この3株の状況を観察していく。 |
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≪ 朝倉市の何処で発見されたの? ≫ |
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| 下浦橋を東へ渡った堤防の下、農業用排水路、上下合わせて800mの距離にわたって生育しています。 生育状況の詳しい調査で、オキチモズクの株数、株の大きさ、800mの生育範囲など、いずれも規模は日本一でとても貴重な生育地となっていることが判明しました。 |
最も大きく成長する水域<拡大> |
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≪ オキチモズクがなぜ馬田に? ≫ 生育に適した基本的な環境は、湧水池がありそこから流れ出したところの小川で、きれいな水が絶えず流れていることが条件のようです。扇状地に位置する馬田には、昔、湧水の泉や川があちこちに在り、そこに生育していたと考えられます。 下浦農業用排水路の水は多くが小石原川からの流入ですが、湧水孔や湧水枡がところどころに施されて湧水が出る構造にもなっていることが分かりました。06年の8月5日(晴)に、8種類の水質検査をしたところ全てきれいな水の判定が出ました。 |
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川面から観察<拡大> |
箱めがねで観察<拡大> |
容器に入れて観察 |
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≪ モズクだから食べられる? ≫ |
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| ズバリ食べられます。昔は食材として使われていました。子供のころ食べていた経験があるお年寄りの方が金川地区におられます。私は、少量を口に含んで噛んでみたところ、シャキシャキ感がありましたが美味しいかどうかは分かりませんでした。きれいな水とはいえ、家庭用排水、農薬などの影響をもっと受けない状況になれば味わってみたいと思っていますが、何時のことになるのでしょうか。 | |
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≪ 大事なことは? ≫ 世界では、1日に約40種類の生物が地球上から消えているとも言われています。様々な生物がこの地球上から消えないように守らなくてはなりません。「ヒト」という生物が、この地球上から消えては困るのと同じです。 私達は「オキチモズクを見守る会」(会長 井上義勇 会員15名)を05年10月に結成し、専門家の吉田忠生氏=北海道大学名誉教授、 飯間雅文氏=長崎大学環境科学部助教授のお二人にご示唆をいただき、生育条件の環境調査や環境整備の活動を行っているところです。 |
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初秋に目覚める粒状の幼芽 <拡大> |
成長を始めたオキチモズク <拡大> |
カワニナにも付着して成長 <拡大> |
| これまでの調査の結果、朝倉市内での生育条件や生育分布がずいぶんと明らかになってきましたが、 その結果については成長期の冬季を終えた3月か4月頃に掲載する予定です。 |
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< オキチモズクに学ぶ人生訓 > 絶滅危惧種が身辺にもっと多く在るのではと思い “命を大切にする”ことに無知なことがなんと多いことか、もっと鋭く温かい感性を! |
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< オキチモズクの分類と名称 > 分類 ウミゾウメン目 (紅藻類) チスジノリ科 種;オキチモズク 学名 Nemalionopsis tortuosa Yoneda et Yagi 和名 オキチモズク |