淡水カイメンのカワムラカイメン |
ある種の藻類が円形に成長しているものと思いきや、何と!それはカイメン(海綿)でした。カイメンといえば、海の生物と考えていたのですが、淡水に棲む種類がいたのです。 |
生育地の農業用排水路(馬田) |
発見した場所は、朝倉市馬田です。小石原川にかかる東田橋の西側、500号線下を潜って通っている農業用排水路で、馬田保育園の駐車場のすぐ傍です。 |
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< 淡水カイメンと分かったきっかけ > 緑色の円形に近いものが水路の底に点在していて、日毎に大きく成長していくので、藻類専門家の北海道大学名誉教授「吉田忠生博士」に識別をお願いしたことから判明したのです。 先生は、その円形の一部を手に取って、「これは藻類ではありません。淡水カイメンです。だから、植物ではなく動物です。」と説明されました。本当に驚きました。淡水にカイメンが生活していることなど考えもしていなかったからです。 |
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光が少ない |
光が多くなるにつれ緑化してくる |
| 「緑色のカイメンもいるのですね?」と尋ねますと、「カイメンはもともと白色系です。道路下の暗い部分のカイメンは白っぽいでしょう。」の説明にしたがってよく観ると、大小さまざま白っぽいカイメンがたくさん!また、びっくりです。 「緑色をしているのは、緑ゾウリムシのように体の中で藻類が生きているのと同じと考えてよいのですか?」と質問をすると、先生は「おそらくそうだと思います。カイメンの専門家にもっと正確に同定をお願いしてみましょう。」と言われて、サンプル用にそのカイメンを採集されたのでした。 |
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< カワムラカイメン > カイメン専門の研究者により、このカイメンが比較的きれいな水に棲息するカワムラカイメンであることが分かりました。
〜 馬田保育園傍の水路における観察の状況 〜
08年9月23日 やはり今年もオキチモズクの消滅に合わせたかのように、カワムラカイメンが繁殖を始めました。日光が少ない所はコロニー の数も多く、日光の多い所では鮮やかな緑色のコロニーが少しずつ増えています。 |
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< 淡水カイメンのこと >
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芽球(白色の球) 朝倉市馬田 |
※ 淡水カイメンは、人々が使った後の水の良し悪しを、人知れず判定している存在のようだ。 |
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< カワムラカイメンに学ぶ人生訓 > オキチモズク観察中に遭遇して 新たな存在を理解することは更なる未知の存在を理解することに繋がる |
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< カワムラカイメンの分類と名称 > 分類 カイメン目 カイメン科 カワムラカイメン属 学名 Heteromeyenia stepanowii(Dybowsky 1884) <北隆館;Heteromeyenia baileyi var.petri> 和名 カワムラカイメン |