杉林を飛翔するヒメボタル上秋月(拡大) |
ヒメボタルのことは一般に人には余り知られていません。それは、ゲンジボタルのように人の目につきやすい川に棲んでいるのではなく、幼虫時代からスギ林、竹林、雑木林などの陸地だけで生活するので人目につきにくいからです。 ヒメボタルは名前のように小型のホタルです。地方によってはチカチカボタル、ムシボタル、コガネボタルとも呼ばれています。 |
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< ヒメボタルのヒメは? > |
ゲンジボタルとヒメボタルの大きさの比較 (左) ゲンジボタル 14.9ミリ ・ (右) ヒメボタル 6.2ミリ |
| このヒメボタルのヒメは姫で、小さくて愛らしいという意味があります。体の大きさだけでなく飛翔中の発光も大変可愛らしいですね。 点滅する発光の大きさはゲンジボタルよりも小さいが、発光の点滅は速いのが特徴的です。 |
| ☆ ゲンジボタルは、2秒に1回 ☆ ヒメボタルは、0.5秒に1回 |
| 発光の色は温かみのあるオレンジ系です。ヒメボタルの呼び方は地域によって違いますが、このホタルの特徴を良くあらわしています。江川の人はチカチカボタル、夜須黒岩の人はムシボタルと呼んでいます。他県では黄金ボタルとも呼んでいる処があります。 |
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< ヒメボタルの生育環境 > ヒメボタルは、至る所の竹林、杉林、雑木林で生活をしています。下の写真のように林が開けて、見通しの良い場所では、ヒメボタルの発光を一度に多く見ることができるので、感激の度合いは更なるものがあります。 |
| <竹林> |
| 初めて見る人は一匹だけの遭遇でも感動されますね。数十匹以上で光っているヒメボタルの点滅は幻想的ですばらしく、とても感動的です。光り方、色合いが線香花火のようでもあり、集団での発光はクリスマスツリーを飾るイルミネーションのようです。 私の職場で行った観察会に参加した人のなかで、別な日に弟さんを現地に連れて行き、ヒメボタルの集団発光の光景を誕生日のプレゼントにされたそうです。ロマンチックですばらしい誕生祝いですね。もちろん、弟さんの感激はひとしおだったそうですよ。一度はご覧になってほしいホタルです。きっと、自然の神秘さや畏敬の念をもたれることでしょう。 |
| 上秋月・下戸河内・高木佐田にて撮影(クリックして拡大) | ||
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< ここで一言 > 陸地だけで生活するホタル? そんなホタルがいるのですか! と言われる方が多いですね。 実は、日本でも世界でも陸で生活するホタルの方が圧倒的に多いのです。 日本では46種類のホタル その中で、幼虫時代に水中生活をするホタルは3種類 世界では約2000種類のホタル その中で、幼虫時代に水中生活をするホタルは8種類 水中の生活をするホタルは、日本ではゲンジボタル、ヘイケボタル、クメジマボタルの3種類だけですが、世界の8種類の中の3種類ですから大変貴重な存在ですね。 ☆ 日本の国が昔から清らかな水の環境に大変恵まれていることの証です。 ★ でも、裕福さを求めて発展してきた日本人の心は、自然を正しく受け止めない心に育っていました。水を汚し他の生き物のことを考えない貧しい心になっているのです。 ☆ 私たちの日本は、元々世界に誇るきれいな水の王国!ということを肝に銘じましょう! |
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<メモ> |
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| ○ 生育環境は涼しいところ、平野部へ持っていくと気温が高く直ぐに弱りやがて死滅する。 ○ 餌は小型の陸生の貝類(オカチョウジガイなど) ○ 現在、自然界におけるヒメボタルの個体数は、ゲンジボタルよりもはるかに多いと思われる。 |
オカチョウジガイ(拡大) |
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< ヒメボタルに学ぶ人生訓 > 市内・市近郊でヒメボタルの分布調査を続けて 幻の存在が実はそうではなかった、幻惑されずに真実を見つめる! |
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< ヒメボタルの分類と名称 > 分類 甲虫目 ホタル科 種;ヒメボタル 学名 Hotaria parvula(KIESENWETTER,1874) 和名 ヒメボタル |